ご縁があり、何の映画なのかもわからず映画を観てきました。結果としてとてもためになる良い作品でした。
主演の山元加津子さんは石川県の特別支援学校の元教諭の方で、作家さんです。
わたしは知らなかったのですが、きいちゃんという道徳の教科書にも出てくる物語の作者でもあります。
映画 しあわせの森はドキュメンタリー映画で、主演の山元加津子さんと、生物学者の村上和雄さんのお二人のインタビューが中心でした。
自分のことだけを考えて他者へ分け与えない利己的な種族と、自分も必要な分をいただき、余ったら分け与える種族を進化論的にシミュレーションしたら、やはり分け与える種の方が種として長く生き残ったという論文の話や、人間の細胞や臓器は他の細胞や臓器を助け合うことで生存し、成立している、それは人間も同じだという話が印象的でした。
映画を観ながらふと思い出したのですが、アンドアックのスタッフのひとりが「わたしがひとに親切にすることで、その人が将来わたしの子供に親切にしてくれるかもしれない。だからわたしはできるだけひとに親切にしているのです」と言っていました。
時間軸としても、スケールも大きな考え方ですが本日観た映画にも通じるものがあり、そのようなスタッフが働いているアンドアックを改めて誇りに思いました。
しあわせの森は小さな自主制作映画ですが、栃木での開催はいまのところなさそうです(過去にはあったのでしょうか)
機会がありましたらご覧になることをおすすめします。スタッフ全員で観たい良い映画だと思いました。